愛されるために生まれてきた

愛する人を亡くして 愛されていたことに気が付きました。

来年もふたりで出来るといいのにね。

タイトルは

NSPの『線香花火』

の歌詞です。

 

若い頃の一年は、

それはそれは長くて、

恋をして付き合っていても、

一年経てば長く付き合っているように感じていた。

私は、中学や高校で男の子と付き合った経験は

ゼロに等しいです。

片思いばかり。

 

中学高校から付き合っていて結婚する確率って

どのくらいなんだろう。

 

私が初めて男の子と付き合ったのは、

大学の一年の時、18歳の時です。

同級生です。

一年付き合って、フラれました。

 

ずっとずっと一緒に居られると

思っていました。

でも、彼はあの頃から、いずれは地元に帰って、

地元の女の子と一緒になると漠然と思っていたように思います。

 

でも、それは私との事をいい加減に考えていたわけではけっしてなくて、

18歳の男の子にとって、結婚は頭にもなかったでしょう。

 

彼と夏に線香花火をしたこともあります。

盆踊りに行ったりもしました。

全て一度きりでした。

お互いの誕生日のお祝いも、

クリスマスもバレンタインも、

全て一度きりでした。

 

『線香花火』のふたりは、

別れの予感もあったのでしょうか、

若い時は未来が不安で、

不安で不安でどうしようもない。

切ないほど一緒に居たいと思うのに、

一緒に居られない予感がしてしまう。

 

大人になると、

『若い時は、そんな恋の一つや二つはあるよね。

それを経験して大人になっていくんだよ』

なんて、殆どの大人が思うようになる。

 

でも、別れたくなかったんだよ。

別れたくなかったんだよ。

その時の私がないている。

 

中学の時か高校の時か、15歳位の時に、

映画館で2本立ての映画を観た。

『ジェレミー』というタイトルで、

とても衝撃的だった。

 

若い若いカップルが、

とても愛し合っていたのに、

女の子が親の仕事の都合か何かで

遠くに行ってまう。

もう会えない位遠くに行ってしまう。

 

15歳の私には、切なくて切なくて、

切なくて切なくて、

到底納得できない結末だった。

彼らに来年は来なかった。

 

あの二人はあれから、どうなったのだろう。

今でも忘れられない映画です。

それでも大人たちは、

若いときには誰でも経験すること。

なんて言う。

 

私はいまだに納得していない。

 

恋より素敵なことが

他にあるだろうか?

私は、今でもそう思う。