全日本歌謡選手権。
ウィリー沖山さんが亡くなられた。
私の頭にすぐに浮かんだのは、
『全日本歌謡選手権』のこと。
確か、ウィリーさんは、挑戦者として出場されたと思う。
ウィリー沖山さんを知ったのはその時だった。
『全日本歌謡選手権』というのは、
天童よしみなんかがデビューのきっかけになった番組です。
毎週、楽しみに観ていました。
合格した人はいっぱいいました。
かぐや姫は、合格していたのに途中で出なくなって、
別の所からデビューしたのを憶えています。
井口きよ、という人も合格されたけど、
デビューされたような記憶はありません。
着物を着て、歌われていて、
一度泣いて歌えなくなって、歌い直しのようなことがあった気がする。
井口きよさん、どうされているんだろう?
中条きよしが合格した時
確かもうひとり合格者が居て、
同じくらいの男性で、
名前は覚えていないけれど、
10週毎回、同じ茶色のジャケットを着て出られていて、
気になっていて、
10週合格された時に、
司会の長沢純さんが、
『何か、縁起を担がれていたのですね。』
と同じジャケットで通したことを尋ねられたら、
『これしかないんです。』
と言われて、
そのことがものすごく印象に残っている。
でも、その方のデビューの記憶がないので、
その後どうされているかも気になります。
私は、こんなことは良く憶えていて、
記憶は作り変えている所もあるに違いないのですが、
誰かに話したいのですが、
友達に話しても、共感が得られないことは
分かっているので、ここに書かせて頂きます。
ウィリー沖山さんの訃報で、
私が思い出したのは、
『全日本歌謡選手権』
の事だけでした。