愛されるために生まれてきた

愛する人を亡くして 愛されていたことに気が付きました。

あなたに、癒されています。

昨日、

一緒に仕事をするわけではないけれど

休憩時間なんかに

たまに話をする同僚と、

休憩時間が同じで、たまたま二人きりで、

少し話をしました。

 

彼女の噂は、時々耳にしていていましたが、

私にとっては、癒される存在の人です。

 

彼女が、

『今、自分が何処の所属かわからない。』

と言うので、意味が解らなくて聞いてみたら、

急に、レジの担当になったそうだ。

お盆前で、忙しいからだと思うけれど、

『お盆の繁忙期が終わったら、元に戻るんでしょ?』

『わからない。』

 

ちゃんと説明もなしに、そうなったらしい。

レジは、経験があったから、出来るけれど、

これからどうなるのか、

説明してくれないって。

 

こんなことしょっちゅうなんだって。

今まで、いろんなところを転々としていたらしい。

他にもそんな人が居るのかは、

分からないけれど、

同じ店の中での異動って、あまり知らなかった。

 

『この店はそういう店なのか。』

と思って、

『急にそんなこと言われたら、困るね。』

と言ったら、

『私は、あほやから。』

って彼女が言う。

『そんなことないよ。』

あほにはレジの仕事はできないよ。

 

レジの仕事が大変なことはよく知っている。

状況判断が出来る人でないと

なかなか出来ない仕事。

ハンパない量の商品をかごに入れたお客様の、

長い列が出来る。

それだけで、めまいがしそう。

今のレジは、お支払方法も多様になって、

難しいお客さまもいるし、

なかなか大変な仕事です。

 

彼女は、自分があほやから、

都合のいいようにいろいろな所を回されていると

思っている。

 

事実はどうあれ、

そんなことを感じながら、仕事をするのは、

どんなに辛いことかと思う。

多分、私なら耐えられない事かもしれない。

 

彼女は多分、

ずっとそんな思いをしてきたのかもしれない。

そう思うと、悲しくなってきた。

 

でも、彼女は、

そういう状況を受け入れているのだと思う。

誰だって、いろんなことを受け入れながら、生きている。

受け入れないと、前に進めない。

受け入れないと、楽にはなれない。

 

一緒に仕事をしてみないと、

分からないことはたくさんある。

彼女についても、いろいろ耳に入っている。

 

それはでも、自分だってどうだかわからない。

何かを言われているかもしれない。

そんなことを考えていたら、きりがない。

 

私は、その彼女のことが、

好きだと思う。

それは、素直に感じること。

私に出来ることは、

また、話す機会があれば、

話したいと思う。

何の話でもいい。

その時話したくなったこと。

私は、彼女に癒されている。

一緒に居ると、ゆったりとする。

私のそんな気持ちを、いつか感じてくれればいいなと思う。