愛されるために生まれてきた

愛する人を亡くして 愛されていたことに気が付きました。

35年前の夏。

図書館で、

『墜落の夏』 吉岡忍

を借りて来て、昨日から読んでいます。

 

35年前の夏、8月12日

私は、帰省するための準備をしていたのか、

ニュースは、夫と暮らしていた部屋で見たような気がします。

 

多分、13日に帰省。

テレビは、日航機墜落事故のニュース一色。

あの時は、父がまだ健在だった。

父と、事故の話をした記憶があります。

 

兄の所に、二人目の子供が生まれて、

しばらくしたころで、

実家は忙しそうだった。

 

テレビでは、坂本九さんの妻の柏木由紀子さんが、

事故現場に向かおうとされていて、

その柏木さんに、話を聞こうとしているリポーターがいました。

 

『一縷の望みを持っていらっしゃるわけですか?』

『もちろんです!』

 

というやり取りを憶えています。

 

500人以上の犠牲者が出て、

そして、その家族や、関係者、友達、

恋人を亡くした人や、妻と子供たちをいっぺんに亡くした人。

あの事故で、

どれほどの人の人生が

変わってしまったのだろう。

 

『大量輸送』により、

大量の不幸を運んでしまった。

 

人間が起こしてしまった間違いが、

ここにもあるような気がします。

 

ゆっくりと本を読んで、

少しでも、何が間違っていたのかを、

知ることが出来るでしょうか。