こっちに来てよかったね。
今の職場に異動になって
二カ月が経ちました。
建物の老朽化で前の職場が閉鎖となり、
従業員は全て別の職場に異動となったのですが、
殆どの同僚は、新しく開店した店に配属されました。
割合で言うと、90%くらいです。
私は、残りの10%になったのですが、
今の職場に配属されたのは、
私ともう一人の二人だけです。
二カ月経って、
そのもう一人の人と言い合っているのは、
『こっちに来てよかったね。』
ということ。
彼女と一緒なのも私にはありがたかったのです。
本当は、私はこちらに配属される筈ではなかったのです。
でも、直前になって、そういうことになりました。
話があった時、驚きました。
でも、迷ったのは少しの間だけで、
一応すぐに返事はしませんでしたが、
心は決まっていました。
他のたくさんの同僚は、
心配もしてくれました。
でも、迷うことはありませんでした。
そして結果、
今のところで良かったと思っています。
周りの人たちにも感謝しています。
一緒に異動になった彼女とは、
長く付き合ってきたので、
信頼関係もあります。
そして、
『こっちに来てよかったね。』
と度々口にするようになりました。
ふと思ったのですが、
私も彼女も、
きっと、何処に配属されていたとしても、
『こっちに来てよかったね。』
そう言い合っていたように感じます。
つまりはそういうこと。良かったと思えるのは、
自分自身の感じ方であって、
きっと、環境ではないのだと思います。