丁寧に読むこと。
やっぱり、図書館も今月いっぱい休館になりました。
ちょっとショックです。
Web予約も出来ないそうです。
借りた本は読んでしまい、
以前、従姉から借りっぱなしになっていた本を読んでいます。
読みかけで放り出していたのですが、
きちんと読むと面白くなってきました。
図書館では10冊借りられることになっているのに、
最後に借りた時に、予約していた5冊しか借りてなくて、
あと5冊借りておけばよかったと思いました。
借りていた5冊のうち、
初めに読み始めた一冊を、
放り出していました。
楡周平の『修羅の宴』です。
読みごたえがありそうだったのですが、
経済界の話で、
なんとも興味が持てず、
時間の無駄だとばかりに次の本に移ってしまっていました。
でも、他の四冊を読んでしまって、気が変わり、
もう一度初めから読んでみました。
何千億円とか、想像もつかない金額の取引が出て来るので、
のめり込めなかったのですが、
お話が、昭和40年代後半から昭和の終わり、
平成になって、みんな狂っていたバブル期、
バブルの終わりまで描かれていて、
時代を知っているので、どんどん面白くなり、
読み終えることが出来ました。
主人公の滝本も、どこかで間違っちゃったんですね。
あの時代は、こんな人が多かったのでしょうか。
間違っていく過程が描かれているけれど、
どこで間違ったかは、
やっぱりわからなかった。
5月末まで本をどうしようか。
実家に行けば読んでない本の何冊かはある筈です。
そうか、安い古本を買うか。
誰かに借りるかですが、
まだ決めていません。
丁寧に読めば、どんな小説も面白いはず。
それが分かったので、
何とかなりそうな気がします。